株式会社ブル様 (https://bull-japan.co.jp/) は、主にテレビドラマの同録やビデオ編集・MAなどのポストプロダクション業務を行っており、これまで数多くの作品に携わられてきました。この度、IHSE社製Draco KVMシステムを導入いただきました。
キー局のドラマ編集に数多く携われているブル様では、常に編集室の稼働率が高いのに、 全ての編集機はそれぞれの編集室ごとに運用が限定されていたため、作業効率の面で問題がありました。
この問題を解決すべく、Draco KVMシステムを導入いただきました。
これにより、1人のエディターが2台以上の編集機を並行して使用し、作業することもできるようになりました。エディターと編集機というリソースを最大限活用することができるようになり、作業効率を飛躍的に向上させる事を実現しました。
例えば、ある編集機に障害が発生した場合でも他の編集機で代用できることや、1部屋の編集室で複数の編集機を並行して操作するなど、エディターが部屋を移動することなく柔軟に編集作業に取り組んでいただいております。
KVMエクステンダーは1台のエクステンダーでデュアルディスプレイの延長が可能なDraco Vario 483シリーズを中心に導入いただきました。
また、ブル様ではDaVinci Resolve Mini PanelとMicro Panelの2種類のカラーパネルを使用されており、USB 2.0の機能追加モジュールを使用することで、各カラーパネルの延長と、複数のDaVinci Resolve端末によるカラーパネルの共有が可能となりました。
さらに、Draco IP CON R488シリーズの導入により、システム管理者が社外からでも KVMシステムへアクセスし、共有ストレージのボリューム容量変更や、PCのリビルド進捗状況の確認など、多くのメンテナンス業務を必要最低限の出社で行えるようになりました。
IHSE社製の KVMは一般的なIP-KVMとは違い、ユニットごとにIPアドレスが存在しないため、ネットワーク設定などは必要なく、LANケーブルを繋ぐだけでユニット同士が通信をします。
ブル様では、バックアップ用にパッチ盤を使用しており、万が一MTXスイッチに障害が発生した場合でも、CPUユニットとConsoleユニットを直結し、ダウンタイムを最小限に抑えることができるようにシステム設計されています。
2021年のDraco KVMシステム導入時にはK480-C40をご採用頂き、2025年の編集室増床時にはK480-C64を増設致しました。
2台のKVMマトリクススイッチはそれぞれ別フロアのマシンルームに設置され、マトリクスグリッドを構成しています。
各フロアのKVMマトリクススイッチ間は合計12本のグリッドラインで接続されており、各編集室からはそれぞれ別のフロアのマシンルームに設置されたPCであっても、自由にアクセスが可能です。
今回の取材に応じていただいたポストプロダクション技術部 岡田様から以下の通り、コメントをいただきました。
「KVMシステムの導入にあたって最も重視したことは、安定性でした。他メーカーのIP-KVMでは、管理サーバーが故障したら運用が止まってしまうのが難点でした。
IHSEの場合、万が一障害が発生しても、パッチ盤での回避でバックアップ系統も担保できるのが魅力的でした。ドラマの本番試写などは緊急の場合に運用を止めることはできないので、たとえ出社している人間が限られていても、最小限のダウンタイムで運用が継続できる IHSE は非常に有用です。また、KVMシステムを導入することによって業務効率の向上だけでなく、若いエディターたちが今まででは思いつかないような運用をしていて、アイデアの幅に関しては大きな可能性を感じています。また、編集室を増床する際に、KVMがあることで全てのPCをマシンルームに集約することができ、室間で敷設するケーブルの数も格段に減り、増床工事全体を円滑に進めることができました。」
当システムは下記メディアでも紹介されています。
ぜひご覧ください。








